褒められる方が人は伸びる。期待感は最良の師。ピグマリオン効果
きびしい先生と、やさしい先生のお話。二人とも指導には熱心。
ある平凡な生徒が、簡単な問題を間違えてしまった時の一言
きびしい先生
頑張ってもらえるために、叱り口調できつい言い方。
こんな簡単な問題を間違うんだ。勉強をサボっていたのか。だからダメだったんだ。もっと頑張らなきゃイイ点が取れないぞ。ここを次までに復習しておくように。
やさしい先生
一緒に問題を考えてあげて、期待を込めて優しい口調の叱り方。
今回は間違ってしまったようだね。次回頑張ればいいさ。他の問題はきちっと解けたんだ。この問題を復習して、次は間違えないようにしような。
発言の分析
きびしい先生
冒頭から否定的な感情が目立っています。負けず嫌いの人間であれば最初はとことんまで頑張るでしょう。ですが人間は完璧でありえません。不得意分野での失敗を繰り返してしまい再三きびしく接せられると、次第にやる気が削がれてゆくものです。ダメ出しの記憶がトラウマになるわけです。
やさしい先生
冒頭から肯定的な感情を表に出しています。失敗を否定するのではなく、次に繋げる言葉を投げかけています。生徒に不得意分野であるとの認識がある場合、否定を続けられればトラウマとなり、やがて放棄してしまうでしょう。たとえ苦手分野であっても、肯定的に期待感を持って接すれば、やる気が削がれずにやってみようと思うものです。
ピグマリオン効果とは
ピグマリオン効果(ピグマリオンこうか、英: pygmalion effect)とは、教育心理学における心理的行動の1つで、教師の期待によって学習者の成績が向上することである。別名、教師期待効果(きょうしきたいこうか)、ローゼンタール効果(ローゼンタールこうか)などとも呼ばれている。なお批判者は心理学用語でのバイアスである実験者効果(じっけんしゃこうか)の一種とする。ちなみに、教師が期待しないことによって学習者の成績が下がることはゴーレム効果と呼ばれる。
~中略~
概要
ピグマリオン効果については、人間は期待された通りに成果を出す傾向があることの現れとされ、1964年にアメリカ合衆国の教育心理学者ロバート・ローゼンタールによって実験された。 ピグマリオンという名称は、ギリシャ神話を収録した古代ローマのオウィディウス『変身物語』(”Metamorphosen”、訳に『転身物語』とも)第10巻に登場するピュグマリオン王の恋焦がれた女性の彫像が、その願いに応えたアプロディテ神の力で人間化したと言う伝説に由来する。ー引用ー
「”ピグマリオン効果”」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
“最終更新 2015年6月15日 (月) 17:07″ UTC
URL: http://ja.wikipedia.org/
ある人に才能があると信じて接すれば実際に才能がある人が育つ。
人は否定され怒られ続けるより、肯定されて褒められ、伸びてゆくほうが才能を開花させるというお話。
やっぱりこれだと思うお話。
プロの練習時間は、必ず「1万時間」を越えていると分かりました。
結局、「積み重ね」ができるかどうかだけなのです。
あなたはまだ、やらない言い訳をしますか?http://t.co/CiI4rO9q9c pic.twitter.com/wY3raVQwMT— マンガで分かる心療内科/ゆうきゆう/謎解きゲーム (@sinrinet) August 15, 2015
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