ウォーレン・バフェット氏の投資の真髄をわかりやすく解説した名著
投資の神様
最近の乱高下の株式市場に嫌気が差し、ふらっと本屋に立ち寄った時に見つけた名著です。何もわからず投資を始めた頃に読んだバフェットの教訓から学んだことを再認識させてもらえました。
小説を読むように、投資の本質が理解できる
一人の偉大なる投資家、マーク・ハサウェイ氏が、国内大手銀行に務める投資のいろはも知らない女性行員に、バフェット流を仕込んでいくというストーリー構成をとっています。
取引をわかりやすく説明するために、タバコとラーメンで、会社の定価を見抜く思考法を授けたり、ギャンブル(競馬・パチンコ) FXや株式先物は投資ではないなどの手ほどきを女性行員は受けていきます。
ストーリーは6章ある
- スーパーの買い物と同じように投資する
- あなたならどちらと結婚する?
- 競馬は投資?FXはギャンブル?
- 追いかけるのではなく待ち伏せる
- 始めるときは慎重に、逃げるときは素早く
- いよいよ「はじめの一歩」
というように続いていきます。
投資の真髄・心構えとは・・
ルールその一、絶対に金を損しないこと ルールその二、絶対にルールその一を忘れないこと。
正確に間違うより、大雑把に正しい方がまだまし
いつも沈着冷静でいることは投資で成功するための最も重要な条件。マーケットは気まぐれで、気分次第で乱高下する。
マークハサウェイ氏の投資の真髄は本書の随所で述べられています。。
本質はやはり
目に見えやすく、すぐに効果が上がるテクニカル分析や短期投機がもてはやされがちですが、真の投資は、バフェット氏が述懐することにこそ、物の本質が隠されているのではないでしょうか。
バフェットの教訓と並ぶ名著だと私は思います。特に初心者投資家にはご一読いただければと思います。
著者紹介
『大原 浩』氏
■1960年 静岡県 浜松市生まれ。1979年 大阪府立茨木高校卒業。1984年 同志社大学法学部卒業。同年 上田短資株式会社(上田ハーロー)入社。1989年8月 フランス国営クレディ・リヨネ銀行入行。1994年9月。クレディ・リヨネ銀行を退社。株式会社大原創研を設立。
GINZAX・グローバル経済投資研究会代表。
元・日刊「証券タイムズ(証券新報)」顧問プロフィールはご本人のブログより引用させていただきました。(2015/9/17時点)http://profile.ameba.jp/toshino-ochan/
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